こんにちは!
イーライフ鍼灸接骨院です。
今回は胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)というものについてお話ししたいと思います!
・日常生活で常に腕や手がだるい
・首から肩のつけ根にかけての痛みを感じることがある
・常に指先が冷たい
・つり革に掴まったり髪の毛を乾かすなど腕を上げている動作で手が痺れる
・安静にしていても腕や手にだるさや痺れがある
このようなことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一つでも当てはまるようであればぜひ読んでみてください!
目次
1,胸郭出口症候群とは?
2,あなたは大丈夫?胸郭出口症候群の誘発テスト
3,どんな人がなりやすい?
4,主な神経・血管の狭窄部位
5,主な原因と施術方法
【胸郭出口症候群とは?】
胸郭出口症候群は、神経(腕神経叢:わんしんけいそう)や血管(鎖骨下動脈:さ こつかどうみゃく)が通る胸郭出口(胸郭と首の間の狭いスペース)で圧迫される ことによって引き起こされる症候群です。
主な症状としては以下のものがあります。
・手や腕の痺れや痛み
・肩の痛みやこわばり
・手の感覚の異常、しばしば指先の感覚鈍麻
・腕や手の筋力低下
・時には手の腫れや血行障害
これらの症状は、神経や血管が圧迫されることによって引き起こされます。 腕を上げることで症状が誘発されることが多いですが、重い荷物を持った時など腕 が下がった状態で引っ張られると症状が出ることもあります。また、首の付け根の 鎖骨の上のあたりに痛みや嫌な感じ、詰まる感じがすると訴える方もいます。 特に初期の場合には腕を上に挙げた時のみに症状が出ますが、進行すると安静時に も症状が出ることがあります。
【あなたは大丈夫?胸郭出口症候群の誘発テスト】
実際に整形外科の先生も診断する時に行う誘発テストです。 自分でもできるテストがありますので紹介します。
〈モーレイテスト〉
鎖骨の上のくぼみの部分に神経が走行していますので、そこの部分を叩くと上腕か ら 腕の方にしびれが放散したり、同じ部位を押すと痛みや 嫌な感じがしたりし、 神経の圧迫が示唆されます。 左右差を比べてみるのが大切です。
〈ルーステスト〉
肩を挙上し、胸を大きく張って、肘を90度に曲げた状態で、手の開閉(グーパー グーパー)を行います。胸郭出口症候群の方は、この動作を行っている間に手が痺れてきたり、上肢が重だるくなってきたりします。この動作を行って症状が誘発され、上肢を降ろせば症状が楽になるという再現性が続けば胸郭出口症候群の可能 性は高くなります。
【どんな人がなりやすい?】
男性よりも女性が多い傾向があり、なで肩で肩が内側に入ってしまっている姿勢の 状態の方やスポーツを日常的に行う方、重い荷物を運ぶ機会が多い方がなりやすい と言われています。
【主な神経・血管の狭窄部位】
胸郭出口症候群の主な狭窄部位は以下の3つになります。
1.首の横にある筋肉(前斜角筋と中斜角筋)の間 (斜角筋症候群:しゃかくきんしょうこうぐん)
2.第一肋骨と鎖骨の間 (肋鎖症候群:ろくさしょうこうぐん)
3.胸の筋肉である小胸筋と肩甲骨との間に構成される部分 (過外転症候群:かがいてんしょうこうぐん(小胸筋症候群))
これらの場所で神経と血管の圧迫を受ける可能性が高く、斜角筋症候群・肋鎖症候 群・過外転症候群の3つを総称して胸郭出口症候群といいます。
【主な原因と施術方法】 神経症状や血行症状があるので原因は何?となりますが、原因は大きく分けると 〇筋肉による圧迫
〇姿勢不良
この2点が主な原因として挙げられます。
当院では鍼灸・マッサージ・エクササイズを用いて施術します。
具体的な流れは・・・
①マッサージや鍼で圧迫している筋肉を緩めて原因に直接アプローチして痛みや痺れを緩和します。
↓
②左右差など体の歪みも原因となるので身体のバランスを整える
↓
③エクササイズ等で姿勢を改善して症状が出ないように良い姿勢を保ちます
マッサージや鍼で筋肉を緩めるだけでは再発リスクを下げることはできません。姿 勢を改善して圧迫しやすい姿勢を作らないことが大切です。
当院では治療に限らず、姿勢改善までの治療計画を一緒に作成して自宅でもできる セルフケアをお伝えして症状の改善を目指します。
腕の痺れや腕がだるい症状でお困りの方は遠慮なく当院にご相談ください!