一歩踏み出す前に知っておきたいランナーの怪我のリスク

こんにちは!イーライフ鍼灸接骨院です。

3/2に東京マラソンがありましたね!
当日参加された皆さんは本当にお疲れ様でした!!!

参加された方には、練習中から痛みを抱えていたり、走り終わってから痛みが出てしまった方もいるのではないでしょうか?

そこで今回はランナーに多い怪我についてお話ししたいと思います。




まずは実際にどんな怪我があるかというと・・・

・腸脛靭帯炎(ランナー膝)
・膝蓋大腿関節障害
・膝蓋腱炎
・がそく炎
・シンスプリント
・疲労骨折
・アキレス腱炎
・足底腱膜炎

などが挙げられます。

部位でいうと膝が最多、次いで足部というデータがあります。
その中でも特に当院に来られる患者様で多い症状をいくつかご紹介します。



【腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)】

  


別名ランナー膝と言われるくらいランニング時に起こるスポーツ障害です。原因は膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靭帯が膝の外側の骨と擦れて炎症を起こして痛みが発生します。
特にマラソンランナーですがそのほかにもバスケット、水泳、自転車など膝の屈伸運動が多い競技に多く見られます。
原因は使いすぎです。過剰な練習、ウォーミングアップ不足(柔軟性の低下)、休養不足、硬いシューズ、下肢のねじれなどさまざまな要因が加味されます。
症状としては膝の外側に痛みが出ますが、初期は動いて筋肉が緩んでくると痛みが取れてくる場合もあります。進行してくると運動中にも痛みを感じるようになります。重度の場合は歩行・ランニング以外でも屈伸運動や荷重をかけるだけでも痛む場合もあります。
対策としては練習量の調整、ストレッチ、アイシング、シューズや練習環境(コンクリートの上など)の見直しなどがあります。

【膝蓋大腿関節障害(しつがいだいたいかんせつしょうがい)】



こちらはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが当院でもこの症状は多く見られます。そもそも膝蓋大腿関節とは、大腿骨(太ももの骨)と膝蓋骨(膝のお皿)で作られる関節です。
膝蓋大腿関節症とは、膝蓋骨が何らかの形でずれたり動かなくなってしまい炎症が起きたり軟骨がすり減ることで膝蓋骨の裏の痛み、違和感を生じ流ことを指します。
主な症状としてジョギングや階段の登り下りでの痛みや椅子から立ち上がる時のお皿の周りの違和感や痛みなどがあります。また、痛みや違和感があるが、痛みがあるがどこが痛いか明確にわからないと表現することも多いです。
対策としてはアイシング、太もものストレッチ、臀筋や前もも(特に内側広筋)の筋力強化などがあります。また、骨盤や下半身の関節のねじれや間違った膝の使い方をしている可能性もあるのでチェックが必要です。



【膝蓋腱炎(しつがいけんえん)】



別名ジャンパー膝とも言われています。ジャンプやダッシュ動作を繰り返すスポーツに多く見られる使いすぎによって起こる膝のスポーツ障害です。大腿四頭筋(前もも)の使い過ぎによる柔軟性の低下が要因の一つに挙げられます。
症状として、走っているとだんだん膝が痛くなる、ジャンプの着地で膝に痛みが出るなどがあります。
対策としてアイシング、大腿四頭筋のストレッチ、テーピングなどがあります。運動に支障が出るほどの痛みであれば、一っヶ月ほど安静にしながら治療やリハビリやフォームの見直しが必要になります。

 



当院では治療はもちろん、セルフケアやフォームチェックやテーピングなど陸上競技トレーナーによる専門的な知識をもとにお伝えすることができますのでお気軽にご相談ください。