こんにちは!イーライフ鍼灸接骨院です。
今回は身近な腰の痛み『ぎっくり腰』について細かくお伝えします!
・度々ぎっくり腰に悩まされいる。
・家族に腰痛もちがいる。
・そもそもぎっくり腰って何?
そんな方にオススメの内容です!
1:ぎっくり腰とは
ぎっくり腰とは?その原因は?
ぎっくり腰は、急激な動作や姿勢の変化によって生じる腰部の痛みの総称です。一般的には、重い物を持ち上げる際に生じることが一般的に考えられていますが、実際には床に落ちているごみを拾ったりする簡単な動作で起きる事が多いです。
人の身体は筋肉が伸ばされた後に力を入れる動作に対して非常に弱く、このような動作によって筋肉に強いストレスがかかります。特に前屈の姿勢は椎間板に負荷がかかり、わずかなバランスの崩れで椎間板周りの靭帯や筋肉に傷が入ることがあります。
※椎間板:椎間板は脊椎の間に存在するクッションのような組織であり、その周りには筋肉や靭帯が支えるようについています。
ぎっくり腰の痛みは非常に強く、日常生活の動作に対して大きな影響を与える辛い症状です。予防や治療においては、筋肉を緩めたり、適切な姿勢を保ったりすることが重要です。筋肉を適切にケアし、身体に負荷をかけないように心がけることがぎっくり腰の予防に繋がります。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰は大きく4つの症状があります。【腰の痛み】【動きの制限】【コリ】【しびれ】それぞれを詳しく説明していきます。
①腰の痛み
ぎっくり腰は、腰部に急激な痛みを引き起こします。この痛みは程度によって異なり、「なんとなく痛いなぁ~」から「全く動けないぐらい痛い」まで幅広い症状があります。痛みが軽い初期段階で治療されないと、後々より深刻な状態になる可能性があります。
② 腰の動きの制限
ぎっくり腰になると、痛みの影響で腰の動きが制限されます。特に前屈や腰を捻る動作が難しくなり、これが普段の生活動作に支障をきたします。早い段階での治療を開始する事が、この動作制限を軽減するのに効果的です。
③ 筋肉のこりや緊張
腰部の痛みによって周辺の筋肉が緊張し、コリや痛み等の不快感を引き起こします。筋肉の緊張が継続すると、徐々に症状が悪化する可能性があります。ぎっくり腰の治療では筋肉の状態を良くして緊張を取り除くことが重要です。
④ 足のしびれ
腰部には下半身を支配する神経が多く存在し、ぎっくり腰によってこれらの神経周辺に炎症がおきて影響を受けることがあります。具体的には、以下のポイントに留意する必要があります。
◎腰椎と神経の関係
腰には腰骨の腰椎があります。この腰椎はは脊椎(背骨)の一部で、神経が通る重要な場所です。ぎっくり腰の際には、腰椎周辺の組織(筋肉や靭帯)にダメージが加わることがあり、特に神経が通る部分に炎症や圧迫が起こるとしびれが発生します。
◎しびれの原因と改善
足のしびれは、腰部の神経に何かしらの異常が生じることによって引き起こされます。ぎっくり腰の場合、炎症や症状の改善とともにしびれも軽減していくことが一般的です。しかし、中々改善しない場合や症状が慢性的である場合、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性が考えられます。
【腰椎ヘルニアとは?】
腰椎ヘルニアは、椎間板が損傷し、その中から核と呼ばれるゲル状の物質が出てしまう状態です。このゲルが神経に圧迫をし、強い足のしびれや痛みを引き起こします。この症状が出ている場合は医師の診断が必要であり、精密検査の上、鍼灸治療等の保存治療を含めた適切な治療法の検討が必要です。
※保存治療とは
手術を行わない治療の事で鍼灸接骨院では、鍼治療・マッサージやストレッチを使った手技療法・電気治療・リハビリで体を治していく運動療法が該当します。
【脊柱管狭窄症とは?】
背骨の中には太い神経が通っています。その神経が枝分かれし、背骨から出ていくときに通る穴が、何らかの影響で狭まってしまった状態の総称です。慢性的にしびれが出てしまい、ひどい方だと歩けなくなってしまいます。
足のしびれが長期間にわたって出現していたり、強い症状がある場合は、早めに医師の診断を受け、症状に適した治療や保存療法、リハビリテーションを行うことが重要です。
2:イーライフの鍼灸治療とぎっくり腰
鍼灸治療の基本原理
イーライフ鍼灸接骨院では主に西洋医学的鍼灸治療を行っております。
従来の東洋医学的鍼灸治療はツボと呼ばれるポイントに鍼を刺します。しかし西洋医学的鍼灸はエビデンスに基づき、神経が集中しているポイントや筋肉の繊維に向かって鍼を刺し、筋肉や神経の反応を使って痛みを取り除き、筋肉の状態を改善していきます。鍼を刺すだけでなく、刺しながら電気を流して痛みを抑制するホルモン分泌をうながす治療も行います。
エビデンスに基づいているからこそ、改善の目安をお伝えできますし、整形外科との連携がスムーズにとれます。
ぎっくり腰への鍼灸のアプローチの重要性
ぎっくり腰の初期段階では、筋肉や関節に傷がついて炎症が発生しその影響で痛みを引き起こしています。この時に、傷口を大きく動かすマッサージやストレッチは逆効果になるときがあります。
人の身体は痛めた部分を守るために、「筋性防御」と呼ばれる防御反応を起こします。これは、痛んだ筋肉を保護するため周囲の筋肉が硬くなる反応です。傷口は守られるのですが、傷口をかばっている周りの筋肉が疲れて、足がつる時のように、筋肉の硬直が広がってしまいます。その硬直が原因で痛みが広がっていきます。痛めた直後から数時間経過すると『腰が全部痛い』『痛い所が広がってきた』と感じるのはそれが原因です。なので、筋性防御が起きている筋肉をどれだけ楽にしてあげられるかがとても重要です。
鍼灸治療は、この緊張した状態を考慮しながら選択的に筋肉を緩めることができます。広範囲にアプローチするマッサージやストレッチとは異なり、鍼灸は痛みのある部分にピンポイントで働きかけることができ、痛めた場所を傷つけずに緩めたい筋肉の緊張をほぐすことが可能です。
ただし、痛みが和らいだからといって傷が完全に治ったわけではありません。そのため、治療後も日常生活での注意が必要です。正しい姿勢や動作を心がけ、急激な動きや重い物の持ち上げなどを避けることが重要です。また、当院でお伝えするリハビリやエクササイズを行うことも大切です。
3:ぎっくり腰の予防
痛みの予兆をキャッチしよう
ぎっくり腰を予防するのに大切なのは痛みの予兆をキャッチする事です。筋肉や関節の痛みが原因のぎっくり腰は必ず起きる前に『腰の不調』が起きます。その不調のタイミングで治療を開始できれば強い痛みまで行くことはなく、すぐに快適な状態まで戻れます。もし予兆や痛みが出るきっかけも無く、急に出てきた場合は、痛みの原因が骨や内臓の影響も考えられます。その見極めをするためにも早め治療を開始することが重要です。
痛みの周囲へのアプローチだけでは再発の危険性あり!
通常の治療では筋肉や関節で強く痛みが出ている場合は痛みの周囲への治療を行います。しかし、その治療だけでは『痛みは取れるけど、再発しやすい身体』までしか改善しません。痛みが1度出たら、身体の動きの中で必ずどこか歯車がかみ合っていない場所や筋肉が弱くなってしまっている場所ができています。痛みが再発しない為にもリハビリをして体の動きを整えることも再発予防に効果的です。
4,ぎっくり腰Q&A
1「ぎっくり腰は癖になる」と聞きますが本当ですが?
A:答えはNOです。「癖になる」とおっしゃる方の多くは、自然治癒をした方・痛みという表面の治療しかしなかった方・治療を途中でやめてしまった方・リハビリをしなかった方です。どれも「痛みが起きた原因箇所の治療」と「問題になった動きの改善」をしておりません。この2つが改善されれば何度も繰り返すぎっくり腰はしなくなります。
2ストレッチをしたら治りますか?
A:痛めてすぐはストレッチNG! 痛めてすぐのぎっくり腰は例えるなら傷口から血が出ているような状態です。その状態でストレッチをすると傷口が広がり痛みが広がる可能性があります。痛めてから数日はストレッチをしない事がオススメです。
5:イーライフ鍼灸接骨院の治療方針
イーライフ鍼灸接骨院では治療だけなく、スポーツ選手のリハビリを応用したエクササイズセラピーや1対1の集中治療で生活の問題点や体の癖を見抜き、治療~再発予防~快適な生活の実現までのトータル改善を行っております。再発しにくい身体を作り、痛みのない身体、快適な生活を実現するお手伝いをしております。ぎっくり腰でお悩み方はぜひご相談ください。