こんにちは、豪徳寺・梅ヶ丘にあるイーライフ鍼灸接骨院の遠藤です。
7月4日から6日にかけて国立陸上競技場で開催された「陸上の日本選手権」に、
救護スタッフの一員として参加してきました。
会場は連日35度に迫る厳しい暑さ。選手たちが全力で競技に挑む中、
私たち救護スタッフも、もしもの時に備えて常に気を張って活動していました。
今回のブログでは、現場でどんなことがあったのか、
どんな対応をしたのかを少しだけご紹介したいと思います。
また、私たちが普段、豪徳寺・梅ヶ丘周辺でどんなサポートをしているのかも合わせて
お伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
■ 現場での活動内容
日本選手権では、大きく分けて次のような対応を行いました。
① 熱中症・水分不足の対応
日中の試合で気温と湿度が上がるにつれて体調を崩す方が増えてきました。
めまいや立ちくらみ、ふらつきなどを訴える方がいた時は、
こちらから声をかけすぐに涼しい場所に移動してもらい、体を冷やしたり、
水分と塩分をとってもらうようにしました。
選手は『レースに出たい!』という気持ちが強いので積極的に声をかける事が
事故防止に重要です。
必要があれば、専門の部屋に案内して様子を見てもらうこともありました。
今回の日本選手権は今までで1番熱中症対策をしており、
冷房の効いた部屋を選手用・観客用の両方で用意しているのが特徴的でした。
しかし、その部屋で倒れている方もいたので、定期的なチェックが必要でした。
② 転んだりぶつけた時の対応
ハードルや障害物がある競技では、転んだりぶつけたりすることも多く、
ひじやひざをすりむいたり、足をひねったりする場面もありました。
軽いケガは、声をかけながら様子を見て、問題なさそうであればそのまま。
出血があったり、痛みが強そうな場合には、安全な場所に案内して詳しく確認しました。
この時も対応を間違えると選手に『助力』をしたことになり、失格になってしまうので、
審判員に確認をして対応する必要があります。
③ 途中で競技をやめる選手への対応
競技中に「もう無理だ」と自分から競技をやめる選手もいました。
そうした時は、ケガや体調不良がないか確認し、
本人の話をしっかり聞いたうえで、必要に応じてサポートをしました。
④救護練習会
大きなけがや命に係わる事故などの最悪な状況に迅速かつ適切な対応をするために
救護スタッフ間で綿密な打合せや、競技がない時間は搬送方法の練習会をしていました。
今回の活動中にレース中の転倒で頭を打って意識を失ってしまった事故がありました。
空き時間練習のおかげでスムーズに搬送をすることができましたが、
とっさの事で頭が真っ白になってしまったスタッフや後から自分の行動を見返し、
反省会をするディスカッションを大会期間中みんなで行って対応力の向上をしていました。
■ スポーツ現場で求められる力
スポーツの現場では、「今この瞬間の判断力と対応力」が求められます。
- その場で処置して大丈夫か?
- 二次災害は起きないか?
- 安易に対応して選手が継続できるのに失格にならないか?
- 安静が必要か?
- 続行していい体の状態か?
こうした判断を短時間で下す必要があります。
選手の気持ちも大切にしつつ、安全を最優先に対応する。
それが私たち救護スタッフの大切な役割です。
■ 現場経験が院での施術に活きる
こうした大会での救護活動は、普段の施術にもつながっています。
- 「ケガをした時、どこまで動かしていいの?」
- 「どのタイミングで病院に行くべきか?」
- 「暑い日に具合が悪くならないようにするには?」
現場を知っているからこそ、リアルな判断とアドバイスが可能になります。
イーライフ鍼灸接骨院でも、スポーツでのケガや体調管理について
日々多くのご相談をいただいています。
学生さんの部活動によるケガや、地域の皆さんの健康管理も含めて、幅広く対応しています。
■ 最後に
日本選手権での救護活動を通じて、「体と命を守ること」の大切さを改めて感じました。
豪徳寺・梅ヶ丘にあるイーライフ鍼灸接骨院では、
こうした経験を活かしながら、皆さまの体のケアに全力で取り組んでいます。
- スポーツでのケガ
- 暑さによる体調不良
- 日常の肩こりや腰痛などの不調
どんなことでもお気軽にご相談ください。
地域の皆さまの体と健康を、私たちがしっかりとサポートいたします!
「どんな施術をしてくれるの?」「初めてでも大丈夫?」という方へ。
当院の施術内容をご紹介していますので、ぜひご覧ください。